特に今月4日から8日までの5日間に、養鶏の盛んな県北東部の匝瑳市、旭市、多古町の3つの市と町で4件集中して発生しています。
農林水産省によりますと、全国で1つのシーズンとしては最多となる935万羽が殺処分される見通しですが、千葉県での殺処分が428万羽と、全体のおよそ45%と半数近くを占めることがわかりました。
また、採卵用のニワトリについては千葉県全体の3分の1以上が殺処分されることになります。
国の指針では鳥インフルエンザの検出が確認されてから24時間以内に殺処分、そして72時間以内に埋めるなどの防疫措置を完了するルールとなっていますが、千葉県内では大規模な発生が相次いだ影響で最初に発生したいすみ市の養鶏場の防疫措置もまだ終わっていない状況となっています。
このため資材や機材の確保などに時間がかかっている上、対応に当たる獣医師なども不足しているため千葉県は国に対して人材面などで支援するよう求めています。